常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

2013-11-01から1ヶ月間の記事一覧

maidenhair tree

A30研究室前(裏?)のginkoがyellowの衣をまといはじめました。うちのF10dと一緒にパチリ。この時期になると思い出すのが、学部時代に受けた英文講読の授業。D.H. Lawrenceをご専門にされていた講読ご担当のその先生は「ginkoは別名 maidenhair treeともい…

研究例会のお知らせ

日本英学史中国・四国支部のご案内です。発表内容もさることながら、山口での開催。帰りたいのは山々ですが、翌日に検定試験の仕事があり断念。残念。(UG)

on par with #2

明らかにゴルフから来た表現ですね。be on (a) par withで「〜と同等、同程度である」という意味で、ここではnotが付いて「並びたつものは」 ないとなります。(UG)New Kennedys: 4 Members of Clan Who Could Carry Political Torch“Let the word go forth…

turn in

おはようございます。「朝いち」のネイティブ通信からです。気がつくとこのところメールは8:2の割合で英語が勝っています。これもpushed outputなんでしょうか。Thanks for your note. Just got home and wanted to give some very quick replies before …

big time #2

以前にも触れた話題になりますが,FCV(fuel-cell vehicle)に関する記事からbig timeという英語表現を拾います。 過去にはhit the big time(最高水準に達する;大成功する)という意味で採り上げられたbig timeには副詞的な用法で「ひどく」(『プログレッ…

give ~ wings

フランク・キャプラ監督の不朽の名作『素晴らしき哉、人生!』(1946)はわたしも大好きな映画で、その続編ということで期待していたのですが…。Paramount to fight 'It's a Wonderful Life' sequelParamount won’t be giving any wings to a planned “It’s a…

challenge

「異議をとなえる、申し立てる」という意味のchallengeです。(UG)Tokyo gov. sought 100 mil. yen from scandal-hit hospital group: sourceBefore running in the December 2012 gubernatorial election, Tokyo Gov. Naoki Inose sought 100 million yen …

penultimate day

penultimate dayは、以前、扱いましたが、「最後から2番目の」という意味でしたね。アップするのが送れて、実際にはもう終わってしまいましたが…。(UG) http://d.hatena.ne.jp/A30/20101118/1290090558Climate talks in trouble as green groups walk outE…

address

ワークショップから戻りました。今日もなんとか喜んでもらったようです(主催者のfeedback待ちですが)。 わたしが外で頑張っている間にも、関係している2つめの「外資系のプロジェクト」が進んでいます。半日でメールやDrop Boxにはものすごい情報が貯まっ…

bureau

「机のある部屋」が原義のbureauですが、ここでは第三語義の「((米))(鏡付きの)ドレッサー、整理ダンス」(『ジーニアス英和辞典 第3版』大修館)となります。補足ですが、イギリス英語の場合は「((英))(引出し付きの)書き物机」(ibid)を表す…

loose ends

loose endsに着目しました。第一語義では文字通り「くくってない端」(『ジーニアス英和辞典 第3版』大修館)となりますがここでは勿論その定義ではなく、第二語義の「完成までにいま一歩[仕事残し]になっているもの」(『リーダーズ英和 第2版』研究社)…

drop off #2

drop offは以前UG先生が別語義として取り上げられておりますので(cf. drop-off - 田邉祐司ゼミ 常時英心:言葉の森から)此方も是非併せてご確認下さい。drop offには様々な定義が存在致しますが、赤字の部分は第四語義の「<荷物を>降ろす」(『リーダーズ…

You name it.

You name it.が気になりました。早速手持ちの辞書を引いて確認してみますと「<<口>>何[だれ]でも」(『リーダーズ英和 第2版』研究社)と掲載されていました。また、念のためOxford Dictionaries Onlineも参照してみますと’ whatever you can think of …

two-bit

two-bitと言いますと「25セントの」(『ジーニアス英和辞典 第3版』大修館)という定義を想起しますが、赤字の箇所は第二語義の「つまらない、安物の」(ibid)が適当となります。しかしここでは少々意訳しまして「取るに足らない」と解釈できるかと思いま…

single out

本日は,”single out”という表現を見ます。 Singled out were such qualities as customer satisfaction, faster time-to-market, greater flexibility and better order processing. 出典:Tayles, M., M. Webster, D. Sugden and A. Bramley(2005), Accoun…

delineation

ワークショップの前にひとつ。前々から想定されていた手を打ってきました。早速、日本政府だけではなく、米国からも反発がありました。delinationはラテン語由来のdelineate(線で描く)の名詞で、「 (線・図形による)描写」、「線引き」のことで、防空識別…

教職の学生へ

今日は語研の研究大会2日目ですね。昨日はこのゼミの出身者 杉内光成くんが発表をしたようですが(すでにいろいろな情報が入ってきました)、2日目だけでも都合をつけて参加してみてください。わたしは別のところでワークショップです。(UG)http://www.i…

symbiosis

経済学者の室田武先生の本の中に"symbiosis"という表現が出てきました。『Wisdom英和辞典(第三版)』(三省堂)では「共生」という訳でした。「共生」というのは,ドイツの生物学者アントン・ド・バリーの造語だそうです。近年戦略論で有名なマイケル・ポー…

moonlight #2

ノルウェーのマグヌス・カールセン氏がチェス新世界王者の座につきました。カールセン氏は若干22歳でヨーロッパ出身のチャンピョンが誕生するのは1975以来のこと。 今回採り上げるのはmoonlightという動詞です。moonlightには「(…として)(夜間の)アルバ…

PT teach

ネイティブ通信から。PTはpart-time(非常勤)の略号ですが、ここでは「非常勤として教える」という動詞フレーズとして使われています。面白い!(UG)I think I can grab some PT at --- if I need it since 2 friends are leaving with 6 koma open. But I…

console

今冬のクリスマスはマイクロソフト社のゲーム機Xbox Oneとソニー社のPlay Station 4との売り上げを掛けた熱い競合が予想されています。記事はSky Newsからの引用です。consoleに着目しました。動詞では「慰める」でお馴染みの単語だと思いますが文中…

fill in #2

Sidney Sheldonの小説のから。fill in には様々な定義ございますが赤字の部分は第四語義の「《略式》〈人〉に〔…について〕最新の情報を知らせる,詳しく教える〔on〕」(『ジーニアス英和辞典 第3版』大修館)となります。確認のためMerriam-Webster's Onli…

test the water #4

Sidney Sheldonの小説のからです。test the water は以前ブログでも取り上げられておりますので復習となりますが(cf. test the water - 田邉祐司ゼミ 常時英心:言葉の森から)赤字の箇所は「成り生きをみる、様子をみる」(『ジーニアス英和辞典 第3版』…

hold on to O

Sidney Sheldonの小説のからになります。hold on toと聞きますと第一語義の「・・・を離さない、・・・にしがみ[すがり]つく」を想起しますがその他にも「・・・をたよりにする、・・・すがる」(『リーダーズ英和 第2版』研究社)という語義もあります。し…

laid-back #3

Sidney Sheldonの小説のから表現を拾います。laid-backは以前ブログにも載っていましたので(cf. laid-back#2 - 田邉祐司ゼミ 常時英心:言葉の森から)復習となりますが「((略式))<人・態度・場所などが>気楽な、くつろいだ」(『ジーニアス英和辞典 第…

mark milestone #4

昨日の広告にはたまげました。まさに何マイルも行った決断でした。mark milestoneのmilestoneは「(石の)マイル標識」ですが、markと一緒になって「画期的なこと、事件」を意味します。遅ればせながら。(UG)"One Piece" comic book ad in U.S., Taiwan pa…

surtseyan activity

遅ればせながら。「島が誕生」することをこのように呼ぶのですね。「スルツェイ」(アイスランド語: Surtsey)が由来だそうです。(UG)A Surtseyan eruption is a type of volcanic eruption that takes place in shallow seas or lakes. It is named after…

successful candidates

ネイティブ通信から。 3年生にはいよいよ本格的な就職活動がはじまりますが、「一次に合格(突破)した志願者は〜」という表現を、学生に英語にしてみんさいと求めると、やたら長ったらしい英文を書いてきます(例: those who have successfully passted th…

radiance

昨日に続きSidney Sheldonの小説の一文から”radiance”を調べました。 Jamie studied her now, and noticed the radiance about her. 『Wisdom英和辞典(第三版)』(三省堂)では「(顔に現れる喜び・幸せの)輝き,(柔らかな)光,輝き」という意味でした…

hail from O #2

英国の教育監査局が、学校視察に訪れた際に、イングランド北西端のカンブリア出身者で、現在はイングランド南東部のバークシャー州で働く教員の北部訛りのアクセントを和らげるよう、批判しました。hail fromは以前ブログでも紹介されておりますので(cf. hai…