常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

書籍の紹介

モームブーム再来か?

原稿がまだ,あがっていないのに,ブログを書いてしまっている。これを「頭皮」じゃない(これは若オクンダッタ),「逃避行動」と,心理学では呼びます。 行動の一環として「東京新聞」を読んでいたら,行方(なめかた—関東の人は問題なく読めると思います…

通訳者の奮闘記

『ほっかいどうの通訳者たち』が発行されましたのでご紹介させてください。 - 北海道で四半世紀にわたり活躍している英語とロシア語通訳者8人の通訳者のインタビュー集です。長年にわたり北海道の国際化を支えてきた黒子的存在の奮闘を伝えようと、 国際交…

M学院英語科教育の学生へ

「日本人英語」を擁護,あるいは,ある程度容認する立場で書かれた書籍,雑誌。すべて年代順。(院生 小山本)【専門書】英語を第2言語あるいは外国語として捉えて,英語教育を論じている専門書。 Kachru, B. B. (1983). The other tongue: English across …

英語の発想へと誘う本

蔵出しです。6年くらい前に書いたものです。30年前の英語学習者には『アメリカ口語教本 上級』(研究社)と並ぶ定番だった本です(当時,英検1級に受かった連中は皆やっていたなあ)。 確かに古い。例文も古色蒼然としています(英文のすべてが戦前の新聞,…

『先生に聞けない英語の疑問』

大田垣正義(1992)『先生に聞けない英語の疑問』南雲堂. 「動詞はどうして不規則変化をするの?」や「動名詞と不定詞の違いは?」など,生徒から投げかけられる無邪気な質問に答えられるかどうかは,その人の教師としての信頼に大きく関わります。そんなと…

おめでとうございます!

そろそろ仕事に戻ろうとしたら,Dice-Kayさんからのコメントがそうはさせてくれませんでした。 http://d.hatena.ne.jp/A30/20100523/1274576707 えっー,野球部! わたしと同じではないですか。甲子園,おめでとうございました。ネクタイ締めて,帽子をかぶっ…

文法書

もう寝ようと思ったらcamelが起こしてくれました。君のあげた冠詞の教え方ではありませんが,思いついたことがあるのでここに記しておきます。 文法関係のreference bookの主なものは(あんちょこ本も含め)すでに多数,伝えてありますが,より正確さを期す…

英語文化遺産 #2 君は田中菊雄を知っているか

小学校(旧制)卒業という学歴のみで,後は独学で英語と向かいあい,山形大学教授となった田中菊雄先生(1893‐1975)の書物からことばを拾います。田中先生の著作は何度,私のこころを揺さぶってきたのでしょうか。何度,絶望の淵から救ってくれたのでしょう…

文化情報辞典

最近の小山本君はすばらしい!「手が速い」との評判通りです。ん,何のことやねん? 教えた(欲しい)ものはすぐに入手するというどん欲さ。それが彼の持ち味なのです。以前,伝授したPocket Oxford Dictionary(POD,第5版)をさりげなく引用してきたり,た…

英語文化遺産#1 國弘その2 follow-up

國弘シリーズで,先ほど言及しなかったもう一冊が研究室にありました。小山本君が見つけてくれました。アップしておきます。『英語ハンドブック』の姉妹編,感情表現を事細かに分類・整理した稀覯本です。これにもお世話になりました。(UG)

英語文化遺産 #1 Role Model 國弘正雄 その1

来週と,さ来週のゼミで紹介する國弘氏の書籍・テープです。國弘さんのことはGoogleなどでチェックのこと。一応,ゼミのみですが,役に立つかもしれないので,一般にも公開します。なお,彼のよく知られている著作はあえてはずしてあります。(UG) 一世を風…

日英間の違いに気づく

本日(5/20/10)のComposition 1の授業で紹介する書籍です。あくまで英文を書くという視点からのものです。中にはいわゆる入門書もありますが,どれがそれぞれに「合う」のかは神のみぞ知るなので,とにかく数冊挙げておきます。(by UG)

英語背景知識指南書

小山本君の紹介に引き続いて,適当に書棚からみつくろってみました。書籍情報は申し訳ないけど,表紙から読み取ってグーグってください(初めてこの表現を使った!)。(by UG) あっ,これは違った!「小山本くん,走る」の絵でした。

『現代人のための英語の常識百科』

本日の授業で紹介した岩崎春雄・忍足 欣四郎・小島 義郎(編)『現代人のための英語の常識百科』(研究社出版)です。基本情報から発展的なものまで英語にまつわる多くの情報がつまっています。 以下のようなときに是非手元に置いておきたい1冊です。 ・came…

英語教育学原理

この英語教育学を構成する領域にそって,これからぼちぼち書籍を紹介していこうと思います。担当はUGとコロコロ小山本です。 この図は,英語教育学で使用しているオリジナルですが,英語教育学の構成を理解する上でも役に立ちますので,参考にしてください。

『空気の教育 しつけのための七章』

外山滋比古(1983)『空気の教育 しつけのための七章』福武書店. 先日の「裏ゼミ」で田邉祐司先生から紹介していただいた本です。この合宿の間に読みました。教員志望の人だけでなく,家庭教育などを含め教育に関わる人は是非一読してほしい本です。 ちなみ…

『日本の英語教育200年』

伊村元道(2003)『日本の英語教育200年』大修館書店. 「英語科教育法」,「英語科教育論」で紹介した本です。タイトルにもあるように200年にわたる日本の英語教育の歴史をわかりやすく,コンパクトにまとめてあります。この分野における入門書です。(院生 …