常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

『空気の教育 しつけのための七章』

       
外山滋比古(1983)『空気の教育 しつけのための七章』福武書店.
先日の「裏ゼミ」で田邉祐司先生から紹介していただいた本です。この合宿の間に読みました。教員志望の人だけでなく,家庭教育などを含め教育に関わる人は是非一読してほしい本です。
ちなみに,読んでいる最中,5月1日のブログで紹介しましたS先生が田邉先生にご紹介されたという「所与性の認識」ということばを思い出しました。
「哲学のことばに'所与性の認識'というのがある。教科書による知識の伝達も大切であるが,先生から所与的に生きる姿勢を獲得することがより大事だと私は思っている。私はまだ修行,経験不足でこの域にはほど遠いが,所与性の自然認識が得られる教員になれるようにと願いつつ,絶えず勉強と努力を続けている」(田邉祐司・他(編)『がんばろう!イングリッシュ・ティーチャーズ:自主研修読本』 p.157,三省堂,)
(院生 小山本)