常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

「ケンボー先生と山田先生」

うっかり告知するのを忘れてしまいましたが、本日、午前10:00からのNHK BS プレミアムの「ケンボー先生と山田先生〜辞書に人生を捧げた二人の男〜」の再(々)放送を見ました。

これは、『三省堂国語辞典(三国)』を生んだ見坊豪紀と『新明解国語辞典(新明解)』を編さんした山田忠雄と紡いだ物語をドキュメンタリー・タッチでまとめたもの。

4月に放送されるとたちまち反響を呼び(『舟を編む』ブームもあり)、今月初めには テレビ番組の制作会社などで作る「全日本テレビ番組製作者連盟」のATP賞(情報・バラエティー部門)を受賞した秀逸な作品です。

国語辞書の方は素人ですが、それでも英語の辞書作りに関わり(そして、これからも関わる)、三省堂印刷所にある140万枚以上もある見坊用例カードを目の当たりにした人間にとっては味わいのある内容でした(2度目にもかかわらず)。

辞書作りもまたやはり、最後は人間。その事実を確認した次第です。(UG)

http://d.hatena.ne.jp/A30/20120410/1334034731
http://d.hatena.ne.jp/A30/20120104/1325646964
http://d.hatena.ne.jp/A30/20120129/1327839768
http://d.hatena.ne.jp/A30/20120129/1327840852