常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

results-oriented

Newsweek EducationにあったThe Worse Résumé Cliches of 2010という記事には,LinkedInの調査により明らかになった,アメリカの就職活動で履歴書に頻出する表現のベスト10が載っていました。結果は以下の通りです。
Here’s the full list of overused Buzzwords by LinkedIn users in the U.S.:
1. Extensive experience

2. Innovative

3. Motivated

4. Results-oriented

5. Dynamic

6. Proven track record

7. Team player

8. Fast-paced

9. Problem solver

10.Entrepreneurial
http://education.newsweek.com/2010/12/16/the-worse-resume-cliches-of-2010.html
今回はこのベスト10の中からresults-orientedを採り上げます。result(結果)にoriented(向けられた)とはどういう意味でしょうか。まず,-orientedを辞書で調べてみると,「志向性の」とあります(『研究社 新英和中辞典』研究社)。よって,results-orientedとは「結果思考の」という意味だと言うことがわかります。では,「結果思考の人材」とはどういう人物を指しているのでしょうか。そこで,次にresults-orientedを調べてみると,「〈人が〉ちゃんと結果を出せる, 即戦力になれる」とありました(『プログレッシブ英和中辞典』小学館)。また,同辞書にはresults-drivenやresults-motivatedも同じように用いることができるとありました。以上から,results-orientedとは会社にとって「即戦力」となる人材を指していることがわかります。確かに,日本の就職活動でも「即戦力」という言葉をよく耳にします。しかし,それもclichéなのですね。記事の最後には以下のように書かれていました。(院生 小山本)
If your LinkedIn profile or résumé includes more than a couple of these words, you might want to consider using more original language to set yourself apart from the crowd.