常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

英語表現力 「秘中の秘」の開示

表現力の向上に,そして,メインテナンスに,ラジオやテレビの部分英訳などをずっと続けています。定番のニュース番組を筆頭に,不定期に日→英,英→日の「往復運動」は,ちょうどラジオ体操のようなもの。完全ではありませんが,もはやこれは日常化しています。その往復運動からこぼれ落ちたものが,このblogのネタになっているのはご存知の通り。
NHKラジオ「かんさい土曜ほっとタイム」(毎週土曜日13:05~15:55)の「ぼやき川柳」はそのひとつです。
昨日(5/22/10)の「ぼやき」は,ディーラーから借りたloanerの中で聞いたので,メモやiPhoneに録るヒマがありませんでしたが,紹介された作品の中に:
「年金の 点滴しずくで 生きる日々」
というのがありました(正確ではありません。チェックは同番組のHPで)。往復運動はここからはじまります。
UGの頭の中:「「点滴」はIVだけど,IV drip?でも,これは比喩だから。「しずく」は「わずかな」という意味だから,「雀の涙」的に表現すればよいのかなあ。woeful amountという表現があったな。そうだdoseも使えるかな。healthy dose of rainという表現があった。woeful dose of pension money...?でも,doesはお金に使えるのかな...」
などと,mentalな往復運動が展開されるのです。答えにはたどりつかなくてもかまわないのです。机の前にいる場合には,辞書やネットを活用してもかまいません。このような往復のピロセスが大切で,少しでも考えてみるということが肝心なのです。英語をEFL環境で維持するには,そして「英語のプロ」目指すには欠かせない運動のように私には思えます。
過去の川柳例:
「私には 美女の孤独も よくわかる」山口県 大鳥ヒップバーン
「ばあさんや めいどみやげに ラブホテル」 宮崎市 鈴木 治徳
「降りた後 美人の席を そっとなで」静岡県 吉田町のお嬢様
http://www.nhk.or.jp/kansaihot/senryu/index.htmlより