go for the jugular
先日行われたサッカーアジア3次予選 日本対ウズベキスタンは1対1の引き分けでした。
But Uzbekistan found Japan goalkeeper Eiji Kawashima in inspired form and after Shinji Okazaki leveled on what is becoming something of a happy hunting ground for the Stuttgart striker, Japan threw caution to the wind and went for the jugular.(DY 09/08/11より)
throw caution to the windは,throw ~ to the wind「~を勇敢にかなぐり捨てて(思いきったことを)する」という表現にcautionを目的語に置いたものです(『ジーニアス英和辞典』大4版,大修館書店)。ここでのcautionは文脈上「相手に点を取られるかもしれないから,まず守りに徹しようという注意」となると考えられます。このように困難に立ち向かっていくような表現として,against the wind「大勢に逆らって」もあるので覚えておきましょう。
go for the jugularは口語で「相手の急所を攻める,相手の弱点をつく」という意味です(『オーレックス英和辞典』初版,旺文社)。これはjugularの「頸部=首の部分」という意味から派生した「(人の)きわめて重要な所,急所」から来ていると考えられます。
どちらも戦争のような戦いであるW杯予選にはピッタリの表現です。(Sugiuchi)