常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

belly up

JT Online (01/20/11付け) より英語表現を拾います。日本航空JAL)が19日, 都内で定例記者会見を開きました。以下はそれについての記事の一部です。
Changing, re-embracing red crane
Japan Airlines Corp. Chairman Kazuo Inamori said Wednesday the airline's die-hard, stubborn conventionality has finally started to ease since the former flag carrier went belly-up a year ago.
http://search.japantimes.co.jp/cgi-bin/nb20110120a4.html
今回注目したのはbelly-upです。bellyといえば「おなか」ですが,ここでは意味が通りません。早速辞書で調べてみるとbelly-upで「倒産した」とあり, go belly upで「倒産する」「死ぬ」という意味があることが分かりました。
cf. http://d.hatena.ne.jp/A30/searchdiary?word=belly%2Dup
また, flag carrierとは「一国の代表的航空会社」という意味で, ここでは日本航空JAL)を指します。(『ジーニアス英和辞典』第4版,大修館書店)この記事では経営破綻に伴い会社更生法の適用を申請してから1年が経過した事を書いているのですね。また, 見出しのred craneはかつて使われていたロゴマークの「鶴丸」を指します。4月から新たに「鶴丸」を復活させると共に, 新生JALをつくっていくということが窺えます。(ゼミ生 カメ女)