常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

Persimmon柿生講座#2「pawn」

TIME(06/27/10付け)のLiving in Limboという記事から第2弾です。
In Asia, “Refugees are seen as political pawns,” says Frelick of Human Rights Watch.
今回は,pawnという単語に着目していきます。
『オーレックス英和辞典』(旺文社)ではpawnの意味として2つ紹介されています。一つは「質入れ,人質」,もう一つは「他人の手先」という意味です。でもこれではまだしっくりとこないので,さらにもう少し掘り下げてみたところ,チェスの「ポーン」という意味もあることが分かりました。これは将棋の「歩」に相当するものです。
以上から,これは「政治的には小さな問題」と解釈することができ,refugeesの扱いを感じることが出来ます。私たちにとって,亡命や難民問題は想像しにくいものです。しかし,現実にこれらの問題は解決されておらず,苦しんでいる人々は後を絶ちません。私たちは何が出来るのでしょうか。何か大事なことを考えさせてくれた記事Living in Limboでした(ゼミ生persimmon柿生)