常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

avid 復習


Alleged Las Vegas concert gunman Stephen Paddock was a wealthy former accountant who seemed to be living a quiet retirement in a desert community.
...
He told reporters his brother was "not an avid gun guy at all" and had no military background. The gunman must have just "snapped", he added. (Skip the rest)

http://www.bbc.com/news/world-us-canada-41472462

今回取り上げるワードは、avid /ˈævɪd/ です。
まず、意味を確認します。『ジーニアス英和大辞典』(大修館) によると、「(1) 渇望している、(2) 熱心な」とあります。副詞形が avidly, 名詞形が avidnessです。
この語の同意語で馴染み深いのは、eagerです。この二語を見てみます。Oxford Dictionary of English (2005, Second Edition Revised、Oxford University Press ) によると、avidは、”having or showing a keen interest in or enthusiasm for something”とあり、eagerは、”strongly wanting to do or have something”とありました。ここから、eagerは実行に移したいという「強い感情」を読み取ることが出来ます。
次に、語源を確認します。『ジーニアス英和大辞典』(大修館)によると、「初18c ; フランス語 avide またはラテン語 avidus (渇望する)より」となっています。
この事件を知った時、とてつもない恐怖を覚えました。事件発生時の映像をみると、コンサート会場にごった返す人々が、突如鳴り始めた銃声に怯え、パニックを起こしていたことが伺えます。この事件は史上に残るほどの死者とけが人を出しました。またこのような事件が起こらないことを祈っています。(OkaUchi)