常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

incest 復習

今日、A30の会話の中で「近親相姦」という単語がでてきたのですが、英語での表現が分からないため調べてみました。

私の予想としては、二語以上で作られている表現ではないのだろうかと思いました。

手持ちの電子辞書に内蔵されている『ジーニアス和英辞典』(第三版、大修館)で引いてみたところ、"incest”と載っておりました。あまりの短さに驚きました。

さらに『ジーニアス英和辞典』(第五版、大修館)でincestを引いてみたところ、「近親相姦」としか載っておらず、他の意味は全くないようです。ちなみに副詞ではincestuousで、「1近親相姦の(罪を犯した) 2〈関係が〉排他的な,閉鎖的な」と載っておりました。

他にも言い方があるのではないだろうかと思い調べたのですが、なかなか他の表現が見つかりませんでした。

唯一見つけたのが、電子辞書に内蔵されている『リーダース英和辞典』(第三版、研究社)のincestの意味の真下に載っていた、” castus chaste”です。chaste は「純潔な,独身の」などの意味が載っておりました。しかし、castusが載っておらず、Cambridge Dictionaries Onlineで調べたところ、「any of many types of desert plant usually with sharp spines and thick stems for storing water」と載っており、砂漠の植物(サボテン)のことであることが分かりました。しかし”castus chaste”をインターネットで検索しても何も手がかりが得られず、どういった意味なのか分かりませんでした。

今回不完全燃焼となってしまったので、できれば他のゼミ生にも協力してもらい、なんとしても”castus chaste”の謎を解明したいです。(Gomez)

incestは以前UG先生がブログで取り上げられておりました。そちらでは、語源の解説も載っております。

incest - 田邉祐司ゼミ 常時英心:言葉の森から