常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

pound 復習

熊本県震度7の巨大地震が発生しました。現在は同県に加え、北部九州全体での余震の回数も多くまだまだ予断を許さぬ状況が続いています。

Seismic activity stretched 100 kilometers

MASHIKI, Kumamoto — The magnitude-7.3 earthquake that pounded Kumamoto Prefecture early Saturday was more powerful than a foreshock that struck two days earlier.

The seismic activity then moved northeast to reach areas in Oita Prefecture about 100 kilometers away from the focus of the magnitude-7.3 quake.

以下省略

http://the-japan-news.com/news/article/0002882951

今回取り上げる表現は"pound"という単語です。初めは名詞の通貨単位である「ポンド」という意味を思い浮かべましたが、ここでは動詞で用いられています。そこで『ジーニアス英和辞典』(第5版)を参照してみると、「〜を破滅する」といった意味が記載されていました。また、Oxford Wordpower Dictionaryには"to hit something many times to break it into smaller pieces"という定義がされていました。この定義やジーニアス辞典の意味から、熊本県が甚大な被害を受けたことをより鮮明に表してるのではないかと思われます。

知人で熊本県に住んでいる方がいるのでとても心配です。一刻も早く被災地が通常の生活に戻れるよう祈ります。

p.s. 過去に先輩方も同じ単語を取り上げられておりました。

pound for pound - 田邉祐司ゼミ 常時英心:言葉の森から

pound/hit the pavement (the pavement-pounding youth) - 田邉祐司ゼミ 常時英心:言葉の森から