常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

wild blue yonder

今回気になったのは、写真のキャプションにあった“wild blue yonder”です。

http://the-japan-news.com/news/article/0002221851

まず“yonder”を『ジーニアス英和辞典G4 大修館書店』で調べてみると、南部アメリカの方言で「あそこに、向こうに見える」とありました。この表現は、日本語の「(本や新聞などを)読んだ?」のダジャレとしても使われていて、とても覚えやすい単語ですね。

次に“wild blue yonder”を調べると、「空」を意味しており、さらにweblio英和辞典には「昼間に見た空、青空」とも載っており、これは梅雨の時期に垣間見える小康の状態を表していると思われます。また、写真でも確認できる「鮮明な青色をしたアジサイ」と“wild blue”という箇所が掛かっていることも分かります。(ninetails)