常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

zone out

昨日のA30でのやりとりです。

UG先生がInahoさんにおつかいを頼もうとされたのですが、勉強中だったのでためらわれました。しかしInahoさんいわくちょうど”zone out”したところらしく、先生のお頼みに従ったという流れです。

“zone out”とは「《米略式》眠る;ぼんやり放心状態となる、集中力〔意識〕を失う」(『ジーニアス英和辞典第4版(大修館書店)』)という意味です。今回の場合は「集中力が切れるとは何というのだろう」と考えたところ、UG先生からこの表現をご教示いただきました。LDOCEには”to stop paying attention because you are bored or tired, or because you have taken drugs”という定義があり、以下のような例文も載っていました。

“What? Oh, sorry - I was just zoning out there for a minute.”

ただ、今日の文脈では”zone out”を使うよりも、”I need a break.”などと言う方が自然だろうとUG先生は仰っていました。ちなみに、G4には”in the zone”で「《米俗》(スポーツ・ゲームなどで無意識に体が反応するほど)熟練して、集中して」という表現も載っており、2つ合わせて考えることでzoneの意味を捉えやすくなるのではないかと思います。(bookmark)