教育実習 感想
私は母校の県立高校での3週間の教育実習へと行ってきました。
まず初めに、指導教官と現在までの授業の進行具合、今後の授業の予定や研究授業の日程、教材に関する打ち合わせ等を行いました。私は事前打ち合わせが無かったので初日に色々なことを確認しましたが、事前打ち合わせがある場合は、その時点での疑問点をまとめしっかりと質問をして、出来る限りの対策をして実習初日を迎えると良いと思いました。(実習中はやることがどんどん増えていき、大変になっていくので)
一週目は主に授業見学をしました。指導教官の授業を見る際は、授業の進め方だけではなく、クラスの雰囲気を見ておくことが大切だと感じました。基本的には指導教官の担当するクラスで自分も授業をすることになり、その時に、クラスによって挙手の多さやアクティヴィティの盛り上がりなどを把握できていると円滑な授業を進められるようになるからです。そして、授業見学は指導教官以外の先生の授業を見ることも重要です。いろいろな授業を見学することで授業のテクニックや進め方など、たくさんのことを吸収できました。
二週目から教壇実習が始まりました。最初の授業の時はものすごく丁寧に授業を作り込み、リハーサルもしていたのであまり緊張しませんでした。しかし、実際に授業してみると準備の段階で考えていたことが上手くいかなかったり、生徒に上手く伝わらなかったりと計画通りに授業は進まないということに気づきました。別の授業では、授業中に大きな蜘蛛が入ってきて授業が中断するなどがあり、不測の事態に対応できる柔軟性が必要だと感じました。指導教官によっては、指導案を書かないでいい、という先生もいらっしゃるようですが、英語の授業ではアクティヴィティなどでタイムスケジュールが狂いやすいので、私には絶対に指導案が必要だと実感しました。そして、二週目の終わりに研究授業を行いました。私が全実習生の中で一番初めに研究授業を行ったこともあり、たくさんの先生方に見学していただけました。かなり緊張しましたが、それまでの授業で指導教官に褒められていた「元気に授業をする」という点や、指摘され改善した板書は丁寧に書くという点を見学に来ていただいた先生方に褒められました。研究授業で自分の強みや教育実習中に学んだことを見せることを目標にしていたのでとても嬉しかったです。
三週目は他の教育実習生の研究授業を見学しに行きました。他の実習生が指摘を受けている点や授業を見に行って気づいた改善点は、自分にとっても改善点であることが多く、得る物が多い授業見学となりました。
教育実習中は、夢の職業である教師の仕事を一部だけでも体験できたとてもいい機会でした。この体験を通して、自分にはまだまだ足りないことが多いと実感し、勉強に対するモチベーションが上がりました。大変なこともたくさんありましたが、より多くのことを学べたとても実りのある三週間だったと心底感じています。(True Man)