教育実習を終えて
5月22日から6月10日まで都内の公立中学校で教育実習を行いました。担当は1年生のクラスで、1週目から授業を任せていただき、2週目からは学活やHRをやらせていただきました。3週間という短い期間でしたが、予想以上の貴重な経験をさせていただきました。
実習に行く前の模擬授業では、UG先生に授業内容や発音.発問方法など、あらゆることに駄目出しをされたため、非常に不安な状態で実習に臨みました。
1週目は最初、授業見学で授業方法や発問方法を学び、木曜日から授業を行いました。色々と準備をしたのですが、やはり最初の授業は案の定ボロボロでした。予定していたことが何から何までうまくいかず、落胆していたのを思い出します。しかし授業後、指導教官の先生に頂いたアドバイスを参考に、毎日授業方法やプリントを改善していったこと、また好奇心旺盛な生徒たちのサポートにより少しずつですが形になっていきました。
3週目に行った研究授業ではUG先生が何度もおっしゃっていた"student-centered leaning" と"tickling intellectual curiosity "を念頭に置いた授業を目指しました。それが達成できたかどうかはなんとも言えませんが、今できるベストの授業ができたと思っています。先生方には、板書や発話の正確性に関して指摘をいただきました。
また、授業以外では生徒たちとの関係を築くためいろいろな生徒とコミュニケーションをとることを意識しました。昼休みや放課後に生徒と教室で話をしたり、運動会練習では、クラスカラーの黄色いシャツを着たりすることで、1年生のさまざまな生徒と良好な関係を築くことができたような気がします。実習最終日には、サプライズで生徒の感謝の言葉とともにプレゼントを頂いたのですが、この瞬間の喜びは、言葉では言い表せないような大きな喜びでした。
実習を終えて強く感じたことが二つあります。一つ目は、もっと自身の英語力を磨かなければいけないということです。教師は生徒のモデルであり、生徒は教師の言葉をそのまま吸収していくことをよく実感しました。責任を持ち、正しく指導するためにも、より自分自身がもっと英語の勉強をし、常により良い授業を目指していかなくてはいけないと感じました。
二つ目に、教師は本当に忙しいということです。生徒たちのために、こんなにもやることがあるのかと驚きました。
長いようで短かった実習を終え、お世話になった先生方、生徒には感謝の気持ちでいっぱいです。先生が仰った「自分を出すこと」を大切にし、これからも邁進していきたいと思っています。貴重な経験をさせていただきありがとうございました。(hackberry)