go figure
映画 The Amazing Spider-Man 1 に、面白いと感じた表現がありました。
ゼミ合宿でも発表した表現ですので、ゼミ生のみなさんには復習になってしまいますが、今日取り上げるのは口語表現の“go figure”です。
一見「考えろ」と命令されているような印象ですが、この表現には誰かの行動に対してなどの驚きや不思議に思う感情などのニュアンスが含まれているのです。
様々な媒体で調べてみると「(そんなことは尋ねずに)自分で考えろ、判断しろ」“Just try to figure it out”などのそのままの意味でも載っていましたが、その他にも『ジーニアス英和辞典第四版(大修館書店)』には「おかしいけど本当だよ、理解できないね」とあり、『英辞郎 on the web』には「(なぜこんなことが起こったのか)不思議だ、奇妙だ」「(なぜそんなことを言うのか)信じられない」、『The Free Dictionary』にも同じように“I do not understand”“It’s really strange”とありました。
また、『Weblio英和辞典』には“no kidding”“what do you know”など似たような意味とされるphraseもいくつか掲載されていました。
調べていると“go figure” は“you go to figure it out.”が短くなった表現だという意見が散見されました。ということは、「(自分ではわからないので)あなたが考えてください」という意味から「ありえないよ」とか「意味がわからない」といったような感じの意味になったということではないかと思います。
なかなかぴったりと合う日本語を見つけるのが難しいですが、私の稚拙な英語で例を考えてみるとしたら、
My sister said “I’m going on a diet from now on.”, eating potato chips. Go figure!
のような感じでしょうか。色々な場面で使えそうな表現なので、ぜひ覚えておきたいです。(Three)