常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

push the envelope 復習

今回は、本日の裏ゼミで学んだ表現についてご紹介したいと思います。

push the envelope /pʊʃ ði envələʊp/ です。『ジーニアス英和辞典』(第五版、大修館書店)では「...の限界に挑む」とありました。

また、LDCOEでは “to try to go beyond the normal limits of something” と記載されていました。

なぜこのような表現をするのかをAnswers.comで調べてみると、第二次世界大戦後においてenvelopeは「飛行機の運転できる限界」という意味を持っており、元々は航空業界で使用されていたとのことで、Tom Wolfeの著書The Right Stuffでこの表現が大衆に広まり、1988年頃から一般に使われ出したという説明がありました。

pushを用いた他の表現としてpush oneselfが挙げられます。こちらは「自分を駆り立てる、無理をする」という意味になります。

このことから「自分を高める」といったことを表すフレーズにはpushが多く使われていることが分かり、私としてはゼミの春合宿で紹介されたpushed outputを思い出しました。(sixth-dan)

push the envelope 復習 - 田邉祐司ゼミ 常時英心:言葉の森から

push the envelope - 田邉祐司ゼミ 常時英心:言葉の森から