常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

bar

The Daily Yomiuri(2012/09/13)から英語表現を拾います。

70% of preliminary exam passers successful bar exam

The rate of the national bar exam for applicants who passed the preliminary qualifications test was nearly 70 percent this year, a clear contrast to the rate of about 25 percent for law school graduates, according to the justice Ministry's National Bar Examination Commission.

barと言えば「酒場、バー」などの意味が真っ先に思い出されますが、ここではみなさんもご存じの通り、法律用語で「法曹界、弁護士業」という意味(『ジーニアス英和辞典』第4版、大修館書店)があります。基本義が「棒、横木」であるbarがなぜこのような意味をもったかというと法廷を仕切っていた棒に由来しています。
法廷には、裁判官のためのスペース、弁護士や証人が発言するためのスペース、傍聴人のためのスペースの、3つのスペースがあり、それぞれを仕切る2本の棒の間のスペース(つまり弁護士等がいる場所)がbarと呼ばれます。ここでは「司法試験」となりますね。基本的な表現ですがしっかり押さえておきたいと思います。(EnDough)