常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

brine

The Japan Times ONLINE(2010年8月28日付)の記事見出しから英語表現を拾います。

'God of pickles' Aichi shrine blesses veggies soaked in brine
http://search.japantimes.co.jp/cgi-bin/nn20100828f3.html

今回注目するのはbrineという語です。まずbrineの発音は/braIn/なのでshrine/∫raIn/に合わせて韻をふんでいることがわかりますね。

次にbrineの意味を『新英和中辞典』(第5版,研究社)で調べると,「(食品を保存しておくために大量の塩を入れた)塩水《普通に「塩水」という場合はsaltwater》」とありました。また,OXFORD現代英英辞典ではvery salty water, used especially for preserving foodと記されています。単なる塩水ではなく「漬物などを作るための塩水」であることがポイントのようです。記事に出てくる愛知県,萱津神社は全国唯一の漬物の神様といわれ,漬物祖神として尊崇されていると言われています。

恥ずかしながらbrineという単語を知らなかったので,今回この記事について調べることでsalt waterとのちょっとした違いまでわかり,とても勉強になりました。

次回はカメ女さんです。 (ゼミ生 pear