常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

unglazed

 先日お伝えした通り、ゼミの活動で沖縄に行ってまいりました。土産店などでシーサーの置物を沢山目にしました。そのなかでも目を引いたのが、「素焼きシーサー」でした。「素焼き」を英語で何というのか分からなかったので調べてみました。
 『新和英大辞典』(第五版,研究社)には、 “unglazed pottery”、 “bisque”、 “biscuit (ware)”、そして “bisque firing”が載っておりました。
 『ジーニアス英和大辞典』(大修館)でそれぞれの意味を調べたところ、 “unglazed”は「うわ薬をかけていない,ガラスをはめていない」、 “bisque”は「ビスク焼き(人形などの素焼きや白磁)」、 “biscuit”は「(陶器の)素焼き」、 “biscuit ware”は「陶器の素焼き」、 “biscuit firing”は「(陶器の)最初の焼き入れ」とのことでした。ちなみに “glaze”には「(陶器などに)うわ薬をぬる,照りを付ける」などの意味があります。
 以上から「素焼きシーサー」は “unglazed shisa”のように表すのかなと考えました。
 「素焼き」という意味を持つ単語が意外にも多いことが分かりました。特に “bisque”や “biscuit”は食べ物の意味しか知らなかったため、勉強になりました。(Gomez)