常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

somersault 復習

今日は、寮への引越しの際に運べず残っていた荷物を取りに家に戻りました。荷物を取りに戻るだけで、とんぼ返りで帰ってこようと考えていましたが、急遽家族と食事をすることとなり、久しぶりの団欒の時間を楽しみました。

そこで、「とんぼ返り」を英語でなんというのか気になったので調べてみました。そもそも、「とんぼ返り」というのは、「目的地に着いて、すぐ引き返すこと」を表しますが、これは、「トンボが勢いよく飛びながら急に向きを後ろに変えること」からきているそうです。(広辞苑)第6版

まず、ネットで「とんぼ返り」を調べてみると、1."returning from a destination right after arriving there"2."non-stop round trip" 3."round trip without an overnight stop"
という表現がありました。(Weblio)

1単語で表現出来る単語が無いことに驚きました。

次に、「宙返り」などの意味を含む「とんぼ返り」を『ジーニアス和英辞典』(大修館)第2版で調べてみると、"flip" "somersault" "tumble"の3つが載っていました。
"somersault" は初めて見た単語なので掘り下げてみたいと思います。

ジーニアス英和辞典』(大修館)第4版では、名詞で、「とんぼ返り、宙返り、(体操)前転(forward roll)」の他に、「(意見、政策などの)180度の転換」という意味がありました。

語源としては、プロバンス語の"sobresaut"からきており、"sobre"は、"over ; above" "saut" は、"jump"という意味があるそうです。(Weblio) (Akim)

somersault - 田邉祐司ゼミ 常時英心:言葉の森から