常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

woot

今回は本日の授業で話題になった単語について調べました。その単語とは,Concise Oxford English Dictionaryに新たに追加された見出し語のことです。以下はTIME NewsFeed(8月18日付け)の記事から一部引用しました。

There are also some sartorial inclusions in the new edition, though disappointingly they include "mankini" and "jeggings," which we hoped would never catch on enough to warrant a dictionary reference. But the OED makes it up to us with the inclusion of our favorite expression of joy: "woot."

http://newsfeed.time.com/2011/08/18/woot-concise-oxford-english-dictionary-adds-mankini-sexting/

記事中には興味深い新たに追加された見出し語がありましたが,今回はwootを採りあげます。記事の内容からも,この語が「喜び」を表す語であることがわかります。では,日本語ではどのように訳されているのでしょうか。手持ちの辞書には載っていないので,インターネットを使って調べました。そこでwootの意味は「〈俗〉おお、へへ、やった◆喜びの声。満足の相づち◆【語源】システムに侵入したハッカーのRoot!『管理者権限を手に入れた!』、またはネットゲーム系のwonderful loot『素晴らしい戦利品』」であることがわかりました(英辞郎on the Web)。もちろん「喜び」の表現方法は人それぞれなので,訳し方も人それぞれだと思います。それにしても,英語でも,日本語でいう「DQN」,「リア充」などのような,インターネットの言葉から派生する語が増えてきていることを実感します。よく意味が理解できないのは,自分が時代遅れだからなのでしょうか。(ゼミ生 Lbow-Shoulder)