常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

hemophilia

本日のお昼休みにhemophiliaという単語に出会ったので紹介します。

ジーニアス英和辞典』(第五版,大修館)で調べたところ、「血友病」と載っておりました。

イギリス式の綴りはheamophiliaとなります。

hemoは連結要素で、「血」を表します。ギリシャ語で血を表すhaimaが語源のようです。

philiaも連結要素で、「…の傾向」や「…の病的愛好」といった意味を指します。こちらも同じくギリシャ語が由来で、「愛情,愛着」を意味するphiliaからきているそうです。(Oxford Dictionary of English (Second Edition Reserved, Oxford University Press) 参照)

またその逆の連結要素にphobiaがあり、「…恐怖症」や「…嫌い」などの意味を持ちます。phobiaを使った単語の例として、「恐水病,狂犬病」といういみのhydrophobiaなどがあります。

UG先生のお話では、こうした連結要素を上手く訳した結果「血友病」という名前に至ったとおっしゃっていました。そのお話を聞いて、連結要素は漢字と同じような働きをするなと思いました。(Gomez)