常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

bog 復習

世界中の人々が注目したアメリカ大統領選は、トランプ氏の勝利となりました。SNS上では様々な意見やコメントが飛び交っています。今回はインスタグラムでの投稿から、単語をご紹介いたします。

“America, you’re so much more racist and misogynistic than I’d ever imagined. Years and years of progress down in the bog. Congratulations.”

インスタグラムより

今回はbogを取り上げます。以前にゼミでの英検プリントにも出てきた単語です。

Oxford Dictionary of English (Second Edition Reserved, Oxford University Press)によると、 “an area of wet muddy ground that is too soft to support a heavy body” 、“the toilet”とのことでした。

ジーニアス英和辞典』(第五版,大修館)で調べたところ、「沼地,湿地,便所」とのっておりました。語源はゲール語アイルランド語で、「柔らかい、湿った」という意味だそうです。

“Years and years of progress down in the bog.”という文から、投稿者のアメリカへの失望感がうかがえます。

ちなみに「沼」は、他にも “swamp” “marsh” “wetland” “pond”などの単語があります。(Gomez) 

get bogged down - 田邉祐司ゼミ 常時英心:言葉の森から