banged-upとkeep afloat
イースタン・カンファレンス準決勝の第3戦、第2シードのマイアミ・ヒート対第3シードのボストン・セルティックスが現地7日に行われ,セルティックスが勝利しました。以下はJT Online(05/09/11付け)の見出しです。
Banged-up Rondo keeps Celtics afloat
http://search.japantimes.co.jp/cgi-bin/sk20110509a1.html
まず注目したのは,banged-upです。辞書を引いてみると,bang-upで「すばらしい, 一流の」とあり,bang upで「体が弱る,ぶっ壊れる」とありました(『ジーニアス英和辞典』第4版,大修館書店)。両者の意味から,「(負傷しながらも)素晴らしいプレーをしたロンド選手」と訳せるのではないでしょうか。
また,今回はkeep afloatにも注目しました。afloatには「浮かんで」「漂って」「(会社・商売・人などが)倒産しないで,活動して」とあり,stay(keep) afloatで沈まない状態でい続けることから,「倒産しないで頑張る」という意味があることが分かりました(『ジーニアス英和辞典』同上)。この試合では,セルティックスのレイジョン・ロンド選手が左ひじを脱臼しながらもプレーを続けました。そんなロンド選手のガッツ溢れるプレーにチームが意気消沈せず,勝利をもぎとったと解釈できます。
上記のことから,この記事の見出しは「(負傷しながらも)素晴らしいプレーをしたロンド選手のガッツがセルティックスを勢いづける」と訳せます。
ロンド選手は検査を受け,異常は見られなかったと発表し,第4試合にも意欲を見せているそうです。(ゼミ生 カメ女)