常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

floodgates

最近得点力不足に嘆いているマンチェスター・ユナイテッドが久々に大爆発しました。ブラックバーン相手に7対1の快勝です。その口火を切ったのがストライカーのベルバトフでした。その様子をDY(11/29/10付)が以下の見出しで伝えています。
Berbatov opens floodgates
floodgateはその字面通り「水門」という意味ですが,サッカー選手が水門を開くわけがありません。実はopen the floodgateで「感情をぶちまける」や「(抑制されていたものの)歯止めを利かなくなる」という意味になります(『オーレックス英和辞典』旺文社)。
今回は,最近得点できなかった反動がブラックバーン戦で大爆発している様子を,水門を例に上手く表現していますね。ちなみに,記事内でもDimitar Berbatov ended his Manchester United goal drought with a splash on Saturday to…のようにfloodgatesを意識したword choiceがなされています。(ゼミ生 persimmon柿生)