常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

私学教員適性検査の感想(gacha編)

本日(8/29/10)の午前中,camel先輩やpersimmon君と同じ会場で私学教員適性検査を受験してきました。

試験の模様については既に説明がなされているので,私からは“私学教員適正検査(私学適性)”と都道府県で実施される公立の“教員採用試験”(教採)を両方受験してみての感想を少し書かせて頂きたいと思います。(教員採用試験の場合は私の受検したK県を基にしています。)

まず,大きな違いは問題形式にあります。教採は全てが「選択問題」に対し,私学適性は「記述問題」がメインとなります。そのためしっかりと知識が定着していないと私学適性では解答することができません。この前提を踏まえ専門科目(英語),教職教養の違いを見ていきます。

専門科目を比較してみますと,試験時間と問題数,問題形式に違いが見られます。試験時間は教採が60分,適性検査は80分です。適性検査の問題形式が“記述”のため,その分の配慮なのかも知れませんが,私個人の感想としては私学適性の方が少し時間に余裕があった気がしました。問題数は教採が大問10題,私学適性が大問6題。内容はリスニングの有無以外にはさほど形式的な違いはありませんでした。

次に教職教養についてですが,出題内容に関して双方にそれほど違いはありませんでした。ただ,私学適性には一般教養がなく“教職教養”のみ試験があり,全体で39問(うち記述問題29問)あります。教採の場合は問題数も少ない上,すべてが選択問題です。私学適性を受験する方は教職教養の重要語句を中心に書けるようにしておくと良いと思います。

教員採用試験は各都道府県や政令指定都市,公立,私立などで形式も変わってきます。過去問などを確認し,しっかりと対策を練る事が大切だと改めて感じました。(ゼミ生 gacha)