常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

平成22年度 神奈川県・相模原市公立学校教員採用候補者選考試験説明会レポート

以下は教職志望者へcamelからの情報です(4/30 「メンターからのメール」参照)。うちの「豚の穴ゼミ」からは現役合格者,院合格者も続いていますので,その流れ(lucky streak)を止めないための情報を配信します。小山本くん,早速のお手配,謝謝。(by UG)

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昨夜,横浜市開港記念会館で教員採用試験の説明会が行われました。ここで書き記したいことは山ほどありますが,紙幅が限られていますので,3点に絞って話を進めたいと思います。一点目は採用枠,二点目は教師像,三点目は試験の概要についてです。
一点目は教員採用枠が昨年に比べて全体的に増加した点です。中学校では昨年,全体で280名募集をしていましたが,今年は40人増の320名となりました。高等学校に至っては,280名から350名の70人増。中学校の英語採用枠は45名で特に大きな変動はありませんでしたが,高校英語は去年の45人から25人増の70名です。団塊世代と呼ばれる世代の大量退職の波が押し寄せて来ていて,今回の枠増加に反映さえた形となりました。
二点目は教師像について。神奈川県は求める教師像として「人格的資質と熱意を持っている人,子どもや社会の変化による課題を把握し解決できる人,子どもが自ら取り組むわかりやすい授業を実践できる人」をあげています。今回の説明会でもこの3つの大きな柱を中心に進みました。熱意,使命感,責任感などの文言を多く耳にしました。そんなの当たり前と思う方もいるかと思いますが,裏を返せばそれほど今はその当たり前が揺らいでいるのかもしれません。
三点目の試験概要についてお話します。小学校を希望する方には大きな変化がありました。それは,もし4県(青森,山形,愛媛,沖縄)いずれかで昨年の筆記試験(一次試験)を通過していた場合,今年の公立小学校教員採用試験の筆記試験を免除するというものです。また,受験者の負担を軽減するという目的で申し込みは原則インターネットで行わなくてはなりません。これは前年と変わりはありませんが,本年度も特別選考が設けられているので,差別化を図る意味でも最大限活用していきたいものです。
蛇足かもしれませんが,当日会場には400席が用意されていましたが,10分前にはほぼ満席状態になっていました。年齢も20代の大学生から40代,50代の方を含め幅広い年齢層が参加していました。採用枠は増えたとはいえ,厳しい雇用情勢もあり今年の採用試験は前年度より競争激化が必至でしょう。自分は全国規模の大学生や社会人と同じ土俵で試験に臨むという意識で,試験までの僅かな時間を有意義に過ごしていきたいと思います。
試験の幕はすでに切って落とされました。further reportを後輩に任せて,ここら辺でペンを置きたいと思います。最後まで読んでいただきありがとうございました。(by camel)