常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

piping hot 復習

広島市に、珍しいピザの自動販売機が設置されたようです。

HIROSHIMA — Just put your money in the vending machine and in three minutes, you’ll get piping hot pizza.
A rare pizza vending machine from Italy, called Pizza Self, has appeared in Nishi Ward, Hiroshima. It represents eight years of effort by a former truck driver to import the machine, out of his strong desire to “eat piping hot pizza at any time.”
(以下省略)
http://the-japan-news.com/news/article/0004696630

本日取り上げる表現は“piping hot”です。馴染みのある”hot”という単語が形容詞であることから”piping”が副詞の働きをしていると分かりますが、ここではどういった意味で使われているのでしょうか。早速調べていきましょう。
ウィズダム英和辞典』によると、「〈煮物などが〉しゅうしゅう音を立てるほど(熱い)」と表現されています。「熱い」が括弧書きになっていることからも”hot”という単語との相性の良さが窺えますが、その直後に”be piping hot”という表現があったため併せて意味を確認してみると、「熱熱[出来立てほやほや]である」とありました。

ではこの表現はどのようにしてこういった意味を持つようになったのでしょうか。OEDによれば、”because of the whistling sound made by very hot liquid or food”という語源であるとの記載がありました。

英語表現の源泉を辿りその理屈を理解することで、とても強固な知識が身に付くような気がしています。(Morihiro)


piping hot #2 - 田邉祐司ゼミ 常時英心:言葉の森から
piping - 田邉祐司ゼミ 常時英心:言葉の森から