常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

That’s a wrap. 復習

Pochi君がふれていましたが、Note-takingという授業にて扱うcommonly used expressionの中から学んだものを取り上げます。

That’s a wrap.です。wrap upで「包む、厚着を纏う、要約をする」となることは既知でしたが、残念ながらこの表現には当てはまりません。今回のような使われ方におけるwrapの意味を以下で確認していきたいと思います。

まず、『スーパーアンカー英和辞典』(第五版、学研プラス)でwrap upを調べると、第二義及び三義に「(仕事・事件など)を締めくくる、終わりにする、(命令形で)黙る」とありました。名詞の形では「(映画撮影などで、その日の)撮影終了、上がり」となります。

また、Free Dictionaryには “Something has been successfully finished and concluded.” と記載されています。

以上のことから、That’s a wrapは「(作業・動作)の終わり」の合図だと思われます。

ここでthat’s a wrapとcall it a dayとの違いが気になりますが、後で先生の方に聞いたところ、前者は「現在進行中の動作の終了→その他のタスクへ」を表すのに対して、後者は「全体作業の終了→引き上げ」となることが分かりました。

類語としては、一般的によく耳にする「クランクアップ(crank up)」も挙げられるでしょうか。(bro-taro-world @ Calgary)


wrap up 復習 - 田邉祐司ゼミ 常時英心:言葉の森から

wrap it up 復習 - 田邉祐司ゼミ 常時英心:言葉の森から

wrap up #4 - 田邉祐司ゼミ 常時英心:言葉の森から

wrap up #3 - 田邉祐司ゼミ 常時英心:言葉の森から

wrap up - 田邉祐司ゼミ 常時英心:言葉の森から

That's a wrap - 田邉祐司ゼミ 常時英心:言葉の森から

wrap up - 田邉祐司ゼミ 常時英心:言葉の森から