常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

dog-end

ベトナム戦争に関する記事です。

How the United States and Vietnam have become unlikely friends
(CNN) — April 1975. The dog-end of the Vietnam War.

The South Vietnamese were demoralized after the U.S. withdrawal of combat forces in 1973 and the cessation of military support. The North Vietnamese, who had been fighting for nearly 20 years to see their homeland united under communism, seized the opportunity, launching a massive offensive.
http://edition.cnn.com/2016/05/22/politics/vietnam-united-states-friends/index.html


今回取り上げる表現は,“dog-end”です。“end”は,「終わり」ですが,“dog”が付くことでどのような意味になるのでしょうか。

恥ずかしながら,見当が付きませんでした。そこで,調べてみると,「(英略式)たばこの吸い殻,無価値な残りもの」(コトバンク)とありました。ここでは,後者の意味が適しています。

また,なぜこのような意味になったのか調べてみると,きちんとした情報源ではないため正しいとは言い切れませんが,一つありました。“dog-end”は,元々犬のフンという意味で,昔,犬のフンが通りに多量に落ちていました。その後,人々がたばこを吸うようになり,犬のフンの代わりにたばこの吸い殻が増えていきました。そこから,犬のフンがたばこの吸い殻という意味に変化したそうです。(Nao)