常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

stab in the back

トルコのエルドアン大統領は、西部バルケシルで演説し、トルコ軍機が領空侵犯を理由にロシア軍機を撃墜した事件について、「起きなければよかった」と述べました。事件後初めて後悔の念を表明しました。

Istanbul (CNN)—The body of a Russian pilot killed after his jet was shot down by the Turkish military has been handed over to Turkish authorities, Prime Minister Ahmet Davutoglu told journalists in Ankara on Sunday.
中略
By contrast, Russian President Vladimir Putin has accused Turkey of trying to bring its relations with Russia to a "dead end," calling the shootdown "a stab in the back" and tying Turkey to terrorists. He has also signed a decree with punitive economic measures aimed at Turkey.
以下省略

今回拾い上げる表現は、“stab in the back”です。そのまま意味を捉えると、「背中を刺す」となりますが、ここではどのような意味を表しているのか。意味を確認してみると、『英辞郎on the web』には、「中傷、裏切り、背信行為、裏切り行為」と載っていました。今回の場合、ロシアとトルコは友好関係にあった中で、このような撃墜事件があったため、「裏切り行為」と捉えると思います。また、ほかにも似た表現があります。それは、“stab in the dark”です。意味は、「あてずっぽう」です。暗闇のなか刺そうとすることをイメージすると、困難であると思います。そこから、連想して意味を考えると覚えやすいと思います。
今後、両国の関係がどのようになるか。情報をキャッチしていきたいです。(Nao)

http://edition.cnn.com/2015/11/29/europe/syria-turkey-russia-warplane/index.html