常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

contraband

7月29日、アメリカのオハイオ州にある刑務所の敷地にドローンが入り込み、麻薬などが入ったパッケージを投下したため、それを取り合う囚人たちの間で騒動が起きました。

A prison brawl in Ohio was sparked in an unusual way -- after a drone flew over the yard and dropped drugs and other contraband, according to an incident report.
The mayhem broke out on July 29 just after 2:30 p.m. at Mansfield Correctional Institution in Mansfield, Ohio.

今回拾い上げる表現は、“contraband”です。まず、意味から見ていくと、『ジーニアス英和辞典第4版』(大修館書店)に「密輸、密売買、不法取引」とありました。さらに。Longman Dictionary of Contemporary Englishには“goods that are brought into a country illegally, especially to avoid tax”と記載されていました。主に、税金から逃れるためであること分かります。単語を詳しく見てみると“contraband”の“contra”は、「逆、反対」、“band”は、「“banned”の禁止された」が組み合わさっています。禁止されているのに逆らって入ってくることから「密輸、密売買、不法取引」になると考えると分かりやすいと思います。こういったニュースを見るたびに最近ドローンが使われる事件が増えている気がします。(Nao)


http://abcnews.go.com/US/drone-dropping-drugs-prison-yard-sparks-brawl-mansfield/story?id=32884817