常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

speak up

 日本経済新聞には,私の履歴書というコラムがあります。ここには,著名な会社の社長が約1ヶ月間かけて,自分の少年時代や社会人として務めてきた人生の歴史が書かれております。現在は,日揮(旧日本揮発油)の社長である重久吉弘氏が担当しております。日揮は大型プラントの生産を行うエンジニアリング企業で,中東,アジア等々世界中の油田やLGNのプラントを手がけてきました。取引相手は外国人なので,英語を駆使して業務を行います。社長は英文科出身であり,入社後数々の外国人クライアントと契約を結び,業務を行ってきました。本日付けのコラムで社長は"speak up"を社員に求めていると語っておりました。この意味を『Wisdom英和辞典第三版』(三省堂)で調べると「意見を公然と[声を大にして]言う,大きい声でいう」などという意味がありました。日本人は以心伝心であまり言葉を発しないことを美徳とするのに対して,国際舞台ではよくわからない国民とみなされ,不利に作用してしまうと述べております。自分の意見をはっきりということが大切なのですね。(Ume)