常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

研究例会のお知らせ

日本メディア英語学会中部地区 第61回 研究例会のお知らせ
日本メディア英語学会中部地区
地区長 樗木勇作(愛知淑徳大学)

今年もいよいよ押し迫り、さぞお忙しい事と存じますが、皆様には御健勝のことと存じ上げます。
さて、日本メディア英語学会中部地区第 61 回研究例会を下記のように開催いたしたく、ここに御案内いたします。

今回の発表は通訳翻訳研究をされている金城学院大学 准教授の河原清志先生と、インターネットなどのメディアがコミュニケーションに与える影響を研究されている愛知淑徳大学教授のジェニファー・マギー先生をお迎えする予定です。

河原先生には、通訳翻訳を異言語・異文化を媒介する<メディア>と捉え、通訳翻訳の社会問題を「中立・不可視性」の視点から検証と、金城学院大学大学院文学研究科の大学院学生による同時・逐次通訳の実演で、<通訳のメディア性>が現実のものとして実感できるようお話ししていただく予定です。マギー先生には、情報の流れを統括するゲートキーピング理論について、従来型のマスコミが担っていたゲートキーパーの機能がインターネット時代に入ってSNSなどへシフトしている側面を考察する研究のご発表をしていただくことになりました。

御多忙の時節柄とは存じますが、是非出席下さいますよう、ここに御案内申し上げます。

なお、研究例会後、講師の先生方を囲んで懇親会を開催したく存じます。出席される方は下記の樗木のメールアドレスまでご連絡下さい。

【日時】 12月22日(土)午後3時~5時
【場所】愛知淑徳大学星が丘キャンパス 13B 教室(1号館3階)
【研究発表】
(1) 「社会問題としての通訳翻訳—通訳翻訳のメディア性と(非)中立性」
河原清志(金城学院大学

要旨:中立・不可視だと見なされてきた通訳翻訳は、言語・社会文化・コミュニケーションの諸側面において様々な操作が行われていることが、これまでの通訳翻訳研究で明らかになった。そこで、<メディア英語>学会における本発表は、通訳翻訳を異言語・異文化を媒介する<メディア>と捉え、通訳翻訳の社会問題を「中立・不可視性」の視点から検証する。本発表は金城学院大学大学院文学研究科の学生による同時・逐次通訳が行われ、<通訳のメディア性>が現実のものとして実感できるよう参加者に配慮する。

(2) "You Have the Power Please Make it Stop: Gatekeeping in the Age
of the Internet"

Jennifer McGEE 氏(愛知淑徳大学

Abstract: Gatekeeping theory is a way of looking at the flow of information, studying who controls access to information and the criteria they use to select which news is available to the public.
However, the Internet presents a challenge to gatekeeping theory: what happens when traditional gatekeepers like newspapers and television
are no longer the only source of information? This presentation looks at examples of emergent gatekeepers like Reddit and 4chan and the new power they have in the Internet age.

【連絡先】〒480-1197 愛知県長久手市片平9
愛知淑徳大学文学部 樗木(おうてき)まで
E-mail: otekiyアットasu.aasa.ac.jp
電話:0561-62-4111(代)

【会場案内図】 
名古屋駅より地下鉄東山線星ヶ丘」まで18分。星ヶ丘(3番出口)から徒歩3分(エレベータは地下鉄「星ヶ丘」2番出口にございます。)

愛知淑徳大学星が丘キャンパス
〒464-8671
名古屋市千種区桜が丘23
電話052-781-1151