常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

dry eye

ロンドン五輪、開会式(opening ceremony)をまったく見ることができなかった為、閉会式(closing ceremony)はなんとか早起きして観ているEnDoughです。
イギリスの音楽を代表するアーティストが閉会式を彩る中、ジョンレノン氏も「imagine]の曲と共に映像とパネルで出演(?)しました。それを速報で伝えたthe independenttwitterから英語表現を拾います。

Closing Ceremony: Fortunately John Lennon (well a video of him) takes over the singing :-) Huge reception for him. Not a dry eye in the stadium.

http://london2012.independent.co.uk/Event/London_2012_Olympics_Day_16

dry eyeはドライアイ(目が乾燥すること)という意味もありますが、ここではもちろんその意味ではありません。意味は文脈から推測できますが、念のため、辞書をで確認してみるとdry-eyedという形容詞で「泣いていない、悲しみを表していない」という意味(『ジーニアス英和辞典』、第4版、大修館書店)がありました。ここではa dry eyeとして名詞形で表現されています。赤文字を含めた太文字にした箇所の意味を取ると「目頭が熱くなった、ジーンときた」あたりでしょうか。
ジョン・レノン氏と「imagine」が全世界、そして特にイギリス国民にとってどんな存在なのか再認識した一幕でした。(EnDough)