常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

speak volumes

本日のDY(01/10/11付け)のスポーツ面から英語の落ち穂を拾います。記事の見出しはQutar Maeda’s chanceで,本文では日本代表でジュビロ磐田フォワードをつとめる前田遼一選手が紹介されています。以下は記事の冒頭部分です。
DOHA(Kyodo)- It would be an understatement to say 29-year-old Ryoichi Maeda is quiet. His game, however, speaks volumes.
The taciturn Maeda is loudest when he’s on the pitch- where the Jubilo Iwata striker lets his finely honed, all round game do the talking.
今回取り上げる表現はspeak volumesです。辞書でその意味を調べてみると「1大いに意味がある,意味深長である 2(物事が)(…を)雄弁に物語る,よく証明する(about, for)」と出ていました(『スーパーアンカー英和辞典』第4版,学研教育出版)。
上述のことから冒頭の部分は「前田選手が『もの静か』というぐらいでは十分ではない(前田選手は『もの静か』だ)。しかしながら,サッカーの試合になるとたちまち存在感を示す」といった訳ができるかと思います。
これからアジア一位を目指してサッカー日本代表がどのような戦いを見せてくれるのかとても楽しみです。(ゼミ生 camel)