常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

hiccup

News.com.au(16/09/10付)の記事から英語の落ち葉拾いをしていきます。
オーストラリアのラグビーチーム, North Queensland CowboysのキャプテンであるJohnathan Thurston選手が今朝がた公的不法行為の罪で逮捕されました。
逮捕の原因は,昨夜同選手がブリスベン市内にあるカジノを追い出された後,持っていた松葉づえで市民をぶつ行為に加え,元チームメイトとタクシーのボンネット上で取っ組み合いをしたためとされる。そんな記事の見出しには以下の文句が使われていました。
NRL star sorry for 'my little hiccup'
今回注目した単語はhiccupです。get the hiccup’sという表現があるように,hiccupには「しゃっくり」という意味があります。しかし,この場面でその意味は相応しくありません。辞書で調べてみると「(主に英略式)〔…の〕(短時間の)中断,故障;(一時的な)小さな支障」とありました(『ジーニアス英和辞典』第4版,大修館書店)。
因みにLDOCEでhiccupと引くと“a small problem or delay”と記されていました。 ここから,hiccupには“些細なこと”というニュアンスが含まれているように思います。そう考えると,Johnathan Thurston選手は自分が起こした今回の事件をどう感じているのかが分かりますね。(ゼミ生 gacha)