常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

Glory be

The Japan Times(07/07/10付け)の一面に綺麗に咲いた朝顔(morning glory)の写真がありました。朝顔の葉の上にある雨粒が太陽の光に反射してより一層花を引き立てています。


写真にうつっていた朝顔台東区で100年以上行われている朝顔市にあったもので,その写真のタイトルが
Glory be!
でした。すぐさまa morning “glory”と“Glory” beで言葉を掛けているのだと判断できます。しかし,疑問に思ったのは“Glory be!”の意味です。感嘆符もついているので“Be yourself!”という風に“Be glory!”としたくなります。ただそのようにした場合,訳が「栄光(そのもの)になれ!」となり意味が通じなくなります。
そこで辞書に目をやると,“Glory (be)!”で「《やや古略式》うれしい!ありがたい!まあ!,これは驚いた《◆Glory be to Godの略》」と明記されていました(『ジーニアス英和辞典』第4版,大修館書店)。「綺麗な朝顔(morning glories)に大変驚いた(glory be)」と言ったところでしょうか。
難しい単語ではありませんが,何事も疑問に思って自分の手で調べることが大事なのだと痛感しました。(ゼミ生 camel)