常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

scummy 復習

Google Translate serves up 'scummy Welsh' translations

It is an amazing piece of technology - put a sentence in a box and see it translated into any of 103 languages. But what impact for good or bad does Google Translate have on a minority language?

That is what we explore in Click for Cymraeg, a BBC Radio Wales programme looking into how the search giant's translation service has affected the Welsh language .

以下省略

https://www.google.co.jp/amp/s/www.bbc.com/news/amp/technology-45012357


今回取り上げるのは、scummy /skˈʌmi/ です。以下で意味等を確認していきます。
まず、LDOCEで“scum”を引いてみると、“an unpleasant dirty substance that forms on the surface of water” とあり、『ジーニアス英和大辞典』には、「浮きかすだらけの」と載っていました。
次にODEで語源を調べてみると、“Middle English: from Middle Low German, Middle Dutch schūm, of Germanic origin.” と定義されていました。
過去のブログにも多く取り上げられています。(Otoyo)


scum - 田邉祐司ゼミ 常時英心:言葉の森から

scumbags - 田邉祐司ゼミ 常時英心:言葉の森から

foam 復習 - 田邉祐司ゼミ 常時英心:言葉の森から

hands-on 復習

 成田空港の北にある神崎町では海外からの観光客を集める取り組みが行われているようです。

Since olden times, Kozaki, located just north of Narita in Chiba Prefecture, has thrived as the home of many sake and soy sauce producers.

Now, town officials are joining local efforts to entice foreign travelers to visit rather than simply passing through after landing at Narita Airport.

Kozaki started hosting a hands-on lecture to make “miso dama” (miso ball) for foreigners on bus tours at the Hakko no Sato Kozaki roadside station in April this year. The rest area opened in 2015.

以下省略

http://www.asahi.com/ajw/articles/AJ201807310010.html

 今回調べたのはhands-onです。handとあったので「手取り足取り」といった意味かと思いました。

 手持ちの辞書には記載がなかったためインターネットで調べてみたところ、LDOCEにはdoing something yourself rather than just talking about it or telling other people to do itと定義されていました。またOEDにはInvolving or offering active participation rather than theoryとありました。

 Weblioなどには「実地の」といった意味が記載されていましたが、英英辞典で見てみると「とにかくやってみる」といったニュアンスがあるように感じました。

ちなみにhands offは「無干渉の」と反対の意味であると「ジーニアス英和辞典」(第四版,大修館書店)に記載されていました。

hands-on-expertise - 田邉祐司ゼミ 常時英心:言葉の森から
hands-on #2 - 田邉祐司ゼミ 常時英心:言葉の森から
hands-on #3 - 田邉祐司ゼミ 常時英心:言葉の森から

spatter 復習

 民家に乱入したカンガルーは一旦保護されましたが、その後、保護施設から脱走しました。

‘Psycho’ kangaroo leaps to freedom

A distressed kangaroo leapt over a 2.2 meter wall at a shelter on Tuesday and escaped into a forest after having been rescued from a home he had crashed into in the southern Australian city of Melbourne two days earlier.

The rescuers had named the kangaroo Norman Bates, after the killer in the Alfred Hitchcock thriller “Psycho,” when they pulled him from a home on Sunday where he had smashed through a window and spattered blood all over the walls.

以下省略

http://the-japan-news.com/news/article/0004628187

 spatter /spˈæṭɚ/ を取り上げます。scatter /skˈæṭɚ/ と形が似ていることから、似たような意味なのではないかと予想しました。『ライトハウス英和辞典』(第5版 研究社)で引くと「(人、物に)(水、泥など)をはねかける、まく;(人、物)に(…を)はねかける、ふりかけて汚す;(水などが)(…)にぱらぱら当たる」とありました。

 LDOCEには “if a liquid spatters, or if something spatters it, drops of it fall or are thrown all over a surface” と定義されています。

 このカンガルーは窓ガラスを突き破って民家に入り込みましたが、その際にけがをしたため、壁が血だらけになってしまったとのことです。(aqua)

do someone in 復習

先日、1ヶ月間に渡って行われる夏タームの語学研修が始まりました。既にplacement testを受け、自分のクラスも決まっておりますが、また新たに学ぶことが増えると思うと非常にワクワクしています。

1日目のvocabulary&idiomの授業にて、さっそく興味深いphrasal verbに出会いました。それが do someone in です。はじめの予測として、make, let, get, haveなどの使役を表しているような感じがしましたが、negative/positiveなのかを判断するまでには至りませんでした。以下で確認していきます。

Collins English Dictionaryでは、“to murder or kill, to exhaust”とあり、例文で “Whoever did him in removed a man who was brave as well as ruthless.” と記載されていました。この時点で「(人)を殺す、疲労困憊にさせる」と解釈できるでしょうか。

念のため、手持ちの辞書『スーパーアンカー英和辞典』(第五版、学研プラス)を引くと、「人を殺す、[通例受け身形で](物や体の一部)をひどく痛める、人をへとへとに疲れさせる」とありました。

総括すると、do someone in は「殺す」を意味する句動詞の1つであることが分かりますが、若干ニュアンスの違いが存在するかと思われます。というのも、上記の定義にあるように、“to murder” は「(殺意、計画性をもって)人を殺す」ことなので、一般的によく用いられる “kill” と “do someone in” の差異が理解できます。(bro-taro-world @ Calgary)


manslaughter/ murder/ assassinate - 田邉祐司ゼミ 常時英心:言葉の森から

wipe out - 田邉祐司ゼミ 常時英心:言葉の森から

[zap - 田邉祐司ゼミ 常時英心:言葉の森から

高校教員対象プログラムに参加して

UG先生

昨日は猛暑の中ご講演お疲れ様でした。レクチャーを受けて、英語科教育法で学んだはずの知識が抜けてしまっていることに気づかされました。日々の忙しさを言い訳に勉強をおろそかにしていた自分に気づき身の引きしまる思いでした。

また、お疲れのところ山口のI先生を交え、現ゼミ生、元ゼミ生 Koyamamoto先生との懇談会を開いていただきありがとうございました。英語や仕事のことに関してたくさん質問してくれるゼミ生から私も沢山の刺激を得ることができました。私が学部生の頃もよくY先生がゼミにいらっしゃり、貴重なアドバイスをくださったことを思い出しました。 当時「横」だけでなく「縦」にも深くつな がれたことが今となっては大きな財産になっています。

今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。まだまだ暑い日々が続きますのでどうぞお体をご自愛ください。(Camel)

ゼミvisitのお礼

UG先生

本日は大変お忙しいところ、先生や先輩方、ゼミ生のみなさんとお話できる機会を与えて下さりありがとうございました。また、お暑い中の研修、大変お疲れ様でした。

本日研究室を訪問させて頂き、今まで研究や授業準備などを理由におろそかになっていた英語学習への動機付けにつながりました。まずは目の前の壁を越えてられるように、英語力をこれから高めていきたいです。
また、私のこれからの方向性についてもお助言下さり、ありがとうございました。自分でしっかり考え、自分で納得する形でこれからのことを決めてたいと思います。

本日はありがとうございました。失礼致します。(nine tails)

radiant heat

高校教員対象プログラムのあった昨日、東京都では最高気温35.1℃を観測するなど、相変わらずの猛暑が続いています。一方で実際の気温以上に暑く感じます。どうしてでしょうか。

取り上げるのはradiant heat /reɪdiˈeɪʃən híːt/ です。手元にあった『ウィズダム英和辞典」を引いたところ、物理用語で「放射熱」とありました。また、Weblioで調べてみると「輻射熱」ともあり、どちらも同義のようです。念のため、Oxfordでradientの意味を調べると、第2義にsent out in RAYS from a central point, the energy of the sunと定義されていました。


英単語の意味を調べることで、日本語の意味も再確認できるので、とても有益だと感じました。昨日の高校教員研修プログラムの際に、ある参加者の方から田邉先生に「英語はAIに取って代わられてしますのではないか」との質問が投げかけられました。

私は、このように地道に英語を学習することで日本語や日本の文化を概観できることが英語学習をすることの意義の一つなのではないかと感じました。(Revolt)

今日はRevoltの姿をみなかった...(UG)

lopsided 復習

テニスの話題です。元女王のセレナ・ウィリアムズがまさかの大敗を喫しました。

Serena suffers most lopsided loss of career

SAN JOSE, Calif. (AP) — Serena Williams walked off the court offering waves to a supportive Bay Area crowd that certainly didn’t expect to see the 23-time Grand Slam champion’s early exit.

以下省略

http://the-japan-news.com/news/article/0004628280

気になった単語はlopsided /lɒpˈsaɪdɪd/ です。

文脈から、「屈辱的な」だと予想しました。

ジーニアス英和辞典』(第五版、大修館書店)で調べてみると「不均衡の、偏った、(勝負が)一方的な、ワンサイドゲームの」とあります。また、LDOCEには “having one side that is lower or heavier than the other” “unequal or uneven, especially in an unfair way” と記載があります。

元女王のセレナ・ウィリアムズ選手は試合を通じて、わずかワンゲームしか取れませんでした。どうしてもこの試合結果に注目が行きがちですが、私が気になったのはこの試合後の事です。相手選手が「自身の日々のたゆまぬ努力を信じていた」と語っており、「雨垂れ石を穿つ」とはこのことであると感じました。(seventh-dan)

lopsided 復習 - 田邉祐司ゼミ 常時英心:言葉の森から

lopsided victory - 田邉祐司ゼミ 常時英心:言葉の森から

コールド勝ち - 田邉祐司ゼミ 常時英心:言葉の森から

cadaver

By 2016, my mother’s kidneys had started to fail – again. Her first transplant had come from a cadaver she matched with after several years on the waitlist. But this time around, her youngest sister was ready. She chose to be my mother’s donor.
As a woman donating to a loved one, my aunt fits the basic description of most kidney donors. Women make up around 60% of living kidney donors in the US; other countries report similar numbers. This gender difference is growing. Since 2008, the number of male donors has decreased in every demographic. But most patients awaiting a transplant – 59% – are men.

http://www.bbc.com/future/story/20180730-why-more-women-donate-organs-than-men

今回取り上げるのはcadaver /kədˈævɚ/ です。文脈的に移植ドナーとなる“人”のことを指していることがわかります。The Free Dictionaryを参照すると“A dead body, especially one intended for dissection”と定義されています。次に『ジーニアス英和辞典』で調べると「(主に解剖用の人間の)死体,(一般に)死体」と記載されていました。

語源はcadere「落ちる, 死ぬ」に由来しており、同義語にはcarcassやcorpseがあげられます。(Kiwi girl)

trickle down 復習

酷暑の中、溶けないアイスクリームが人気を呼んでいます。

Staring at her popsicle for five minutes under the sun, a 30-year-old woman who was visiting from Chiba Prefecture, said, “No change in the appearance.” Her companion, a 40-year-old man, agreed.
“If they were regular popsicles, drips would have started trickling down fast,” he marveled.

(以下省略)

http://www.asahi.com/ajw/articles/AJ201707300036.html

今回はtrickle downを紹介します。前置詞downがあるので「落ちる」といったニュアンスの意味でしょうか。
ジーニアス英和辞典』第4版(大修館)で調べたところ「<血・涙・雨などが>したたり落ちる, ポタポタ落ちる」とありました。
OEDには “(of a liquid)flow in a small steam” と定義されていました。

つまり記事には「アイスがポタポタと溶ける」というのを表現するために使われていることがわかります。

またtrickle downには他に、「(高所得層の所得増加効果で)<富の分配が>徐々に低所得層に波及する, <態度・姿勢などが>浸透する」という意味もあります。
(amphibian)

trickle-down effect 復習 - 田邉祐司ゼミ 常時英心:言葉の森から
double down on trickle down(回答) - 田邉祐司ゼミ 常時英心:言葉の森から
trickle down theory - 田邉祐司ゼミ 常時英心:言葉の森から
trickle - 田邉祐司ゼミ 常時英心:言葉の森から
trickle 復習 - 田邉祐司ゼミ 常時英心:言葉の森から