常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

do someone in 復習

先日、1ヶ月間に渡って行われる夏タームの語学研修が始まりました。既にplacement testを受け、自分のクラスも決まっておりますが、また新たに学ぶことが増えると思うと非常にワクワクしています。

1日目のvocabulary&idiomの授業にて、さっそく興味深いphrasal verbに出会いました。それが do someone in です。はじめの予測として、make, let, get, haveなどの使役を表しているような感じがしましたが、negative/positiveなのかを判断するまでには至りませんでした。以下で確認していきます。

Collins English Dictionaryでは、“to murder or kill, to exhaust”とあり、例文で “Whoever did him in removed a man who was brave as well as ruthless.” と記載されていました。この時点で「(人)を殺す、疲労困憊にさせる」と解釈できるでしょうか。

念のため、手持ちの辞書『スーパーアンカー英和辞典』(第五版、学研プラス)を引くと、「人を殺す、[通例受け身形で](物や体の一部)をひどく痛める、人をへとへとに疲れさせる」とありました。

総括すると、do someone in は「殺す」を意味する句動詞の1つであることが分かりますが、若干ニュアンスの違いが存在するかと思われます。というのも、上記の定義にあるように、“to murder” は「(殺意、計画性をもって)人を殺す」ことなので、一般的によく用いられる “kill” と “do someone in” の差異が理解できます。(bro-taro-world @ Calgary)


manslaughter/ murder/ assassinate - 田邉祐司ゼミ 常時英心:言葉の森から

wipe out - 田邉祐司ゼミ 常時英心:言葉の森から

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