常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

brim with~ 復習

 W杯ではスポンサー契約を巡る真剣勝負も繰り広げられていました。

Nike favored to beat soccer juggernaut Adidas at World Cup

In a World Cup brimming with upsets, Nike Inc. looks on track to defeat soccer juggernaut and archrival Adidas AG in the closely watched jersey sponsorship battle.

The Nike swoosh decorates the outfits of Brazil, France and England, the sides in the quarter-finals most favored by betting websites to win the World Cup, plus Croatia.

以下省略

http://the-japan-news.com/news/article/0004559593

 brim with~ を取り上げます。brimは「(容器などの)縁、へり」という意味が元の意味ですが、動詞として使われるとどのような意味になるのでしょうか。『ウィズダム英和辞典』を引いたところ、「〈容器などが〉≪…で≫いっぱいになる[である];〈人が〉≪感情などで≫あふれる(over) ≪with≫」とありました。
 記事でもbrim with~ の後ろにはupsetという感情表現がきており、『ウィズダム英和辞典』の定義の通りです。確認のためにLDOCEも引いたところ、“to have a lot of a particular thing, quality, or emotion”と定義されていました。ちなみに、『ウィズダム英和辞典』のbrimの項目ではbe filled to the brim with A 「Aで満杯である」という表現が太字になっており、使用頻度が高いようでした。同辞書とLDOCEを確認してみましたが、こちらの表現は感情表現と結びつくことはなく、物がなみなみと盛られていることを表現するフレーズであるようです。(Blue Sky)

shag/be brimming with〜 - 田邉祐司ゼミ 常時英心:言葉の森から