My throat closes a little.
Nicholas Sparksの”The Notebook”という小説から表現を拾います。取り上げるのは”My throat closes.”です。
夫であるNoahが認知症の妻Allieに毎日物語を読み聞かせるのですが、Allieは目の前にいる人物が自分の夫であるということすら分かりません。そんなAllieが一瞬だけNoahのことを思い出し、こう言います。
“I don’t want to forget you again. You’re very special to me. I don’t know what I would have done without you today.”
その後にNoah の反応として続くのが”My throat closes a little.です。NoahがAllieの言葉に感動して泣きそうになったことを表しています。泣きそうになるときに、喉がきゅーっと締まるような感覚を覚えたことがあるのではないかと思います。まさにそのままの表現です。しかし日本語には、「目頭が熱くなる」や「胸が熱くなる」という表現ならありますが、あの喉の感覚を表す言い回しはないので、英語らしい詩的な表現であるように感じました。(bookmark)