常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

That’s so fetch!

先日、Canadianの友人らと放課後にお喋りしていた際に耳にしたのが that’s so fetch! です。これまで聞いたことのない表現でしたが、文脈から “that’s good for you” に近い意味だと推測しました。ちなみに、あの米国国民的コメディ映画の “Mean Girls” に由来すると教えてもらいましたが、以下で詳しく確認していこうと思います。

普段参考にしている辞書には表記されていないだろうと思い、Urban Dictionaryの力を借りてみると、“Slang term used to say something is “very cool”. Used by the character Gretchen in the popular movie “Mean Girls”. とあります。「良かったね!」と言った訳に当てはまるでしょうか。

その後改めてYoutubeで動画検索をかけたところ、有名なある1シーン(30秒程度)を見つけました。(こちらのリンクからご覧頂けます→ https://youtu.be/jjt9Qx9MBPk)鑑賞後、会話の内容や雰囲気から、グレッチェンが言ったthat’s so fetchには明らかに皮肉的ニュアンスが含まれているような印象を受けました。

Slate magazineでさらに探ると “ … we’re still no closer to having ‘fetch’ as a common slang term, though the quote “stop trying to make fetch happen” has achieved its own popularity as a means of mocking the out-of-touch …”と一部記載がありました。

やはり、例のシーンにおける、 cadyとcadyが気になっている男性との関係の良好さに嫌みをたっぷり込めて発したフレーズだと思われます。(bro-taro-world @ Calgary)

http://www.slate.com/blogs/lexicon_valley/2014/05/01/mean_girls_slang_fetch_10_years_later_why_it_didn_t_catch_on_according_to.html