常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

onerous 復習

  スリランカの大統領は中国政府が多額の資金融資と支援を受けることで主導権を握ろうとするいわゆる「債務外交」に肯定的な見解を示しています。

HAMBANTOTA, Sri Lanka — Every time Sri Lanka’s president, Mahinda Rajapaksa, turned to his Chinese allies for loans and assistance with an ambitious port project, the answer was yes.

(中略)

Initially moderate terms for lending on the port project became more onerous as Sri Lankan officials asked to renegotiate the timeline and add more financing. And as Sri Lankan officials became desperate to get the debt off their books in recent years, the Chinese demands centered on handing over equity in the port rather than allowing any easing of terms.

https://mobile.nytimes.com/2018/06/25/world/asia/china-sri-lanka-port.html

 onerous /άnərəs/ に注目しました。『ジーニアス英和辞典第5版』(大修館) によると「煩わしい、厄介な、負担付きの」といった意味があります。次に『ケンブリッジ英英辞典』をみると “difficult to do or needing a lot of effort” あるいは “causing great difficulty or trouble” と定義され何かをやる際に困難や厳しさを伴って煩わしく感じる様を表していると窺えます。
 Weblio によれば onerous はラテン語で「重荷、負荷、責務」という意味のある “onus” が語源であるとわかりました。また以前UG先生がブログで投稿されていらっしゃいますが、“onus” を用いて「〜に責任を追わせる、責務を与える」という意味を持つ “put the onus on“ というやや堅いフレーズもあるとわかりました。

 中国にとって小国であるスリランカモルディブに多額の資金援助をし、その債務で利益を生み出しているこの「債務外交」は、同国家歳入の半分を占めていると言われています。(Happidra)

put the onus on - 田邉祐司ゼミ 常時英心:言葉の森から

onerous#2 - 田邉祐司ゼミ 常時英心:言葉の森から