常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

smack dab (in the middle)

紹介する表現はsmack dab (in the middle)です。今回も語学学校の授業から拾ってきました。smackというと「〜気味、風味」といった意味では知っていたのですが、この表現は別の意味だそうです。 先生によると“precisely, exactly”という意味であるとのことです。

辞書を確認していきます。

Oxford Dictionary of English (2th)から見ていきます。“《N.Amer.》《informal》exactly, precisely”と先生に教えていただいた定義と全く同じものが載っています。
Longman Handy Learner’s Dictionaryにはsmack in the middleの形で“exactly; right”との記載があります。
そしてCollins COUBUILD Advanced Learner’s Dictionary (8th)には“something that is smack in a particular place is exactly in that place.[informal]”例文としてIn part of that’s because industry is smack in the middle of the cityというものがありました。
最後に『ジーニアス英和辞典』第5版(大修館)で意味を引いてみるとsmackにおける、副詞の第一義に「(場所について)まともに、ちょうど(⦅米⦆smack dab, ⦅英⦆smack bang)」とあります。またsmack dabとしても辞書に記載があり、そこには「まともに、もろに」という意味が記されてあります。

まとめるとsmack, smack dab(英ではsmack bang)ともに「まともに、まさに」という意味も持ち、前者は主に場所について述べるときに用いられ、後者は場所に加え「〜の真っ最中」という意味も表すことができるということでしょうか。ともに多くの場合、後ろにin the middleが続きます。(ko-chi @ Calgary)

cf. 歌 Up On The Roof recorded in 1962 by The Drifters

smack - 田邉祐司ゼミ 常時英心:言葉の森から
smack dab in the middle/heart of - 田邉祐司ゼミ 常時英心:言葉の森から
smack #2 - 田邉祐司ゼミ 常時英心:言葉の森から