常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

up for grabs 復習

アメリカ、ロサンゼルスにあるハイテク企業の多くでは愛犬を職場に同伴することを奨励しています。

LOS ANGELES-
Many tech companies are encouraging employees to bring their dogs to the office, saying their presence can boost productivity, relieve stress and improve the work environment.
(中略)
Indy, Tanz's American Eskimo dog, usually greets employees when they arrive at the office and dog treats and snacks are always up for grabs. (Asahi Weekly 7月9日号)

今回は、“up for grabs” というフレーズが気になったので調べました。“grab”は「掴む」、"up for"が「上のところにまで、高いところにまで」という風に解釈がとれると思い、文脈から読み取って"up for grabs"で「簡単に手にする」と訳すと推測しました。

この推測をもとに、辞書を引くと「じぶんのもにできる、早い勝ちだ」という意味があることがわかりました(『ジーニアス英和辞典』)。つまり、「いつでも(ペット用の)おやつやお菓子は自由にとれるようになっている」ということです。(Hapi.dra)

cf. この表現はすでにかなり扱われていました...。

up for grabs - 田邉祐司ゼミ 常時英心:言葉の森から
up for grabs 復習 - 田邉祐司ゼミ 常時英心:言葉の森から