常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

bring the house down

新しいオリンピック競技として加わるラグビー7人制の国際大会が東京で4月16日から開催されます。それを伝えるDY(02/11/11付け)スポーツ欄の記事から英語の落ち穂を拾います。
“The Kiwis and Aussie are generally much bigger than us, which can cause trouble in the one-on-ones,” said Iwabuchi. “But the great thing about sevens is the games are short, so if you star off OK then it is possible to beat the big countries.”
Japan almost proved that in Hong Kong in 2006 when it came within 30 seconds of upsetting New Zealand. Dwayne Sweeney’s last-ditch try saw the Kiwis home 24-19, but Japan’s efforts that day brought the house down at Hong Kong Stadium.
今回取り上げる表現はbring the house downというフレーズです。辞書でその意味を調べてみるとbring down the houseもしくはbring the house downで「(演技・俳優などが)観客をうならせる,満場のかっさいを得る」と載っていました(『スーパーアンカー英和辞典』第4版,学研教育出版)。houseには家という意味以外にも「劇場;興行;観客」といった意味があります(同上)。ニュージーランドは世界の1位2位を争うラグビーの強豪国です。そんなチームと渡り合った日本チームの健闘ぶりに観客はうなったのではないでしょうか。
今大会でも2006年香港大会のような白熱した試合を期待したいと思います。(ゼミ生 camel)