常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

Canon

はじめまして。カメ女(カメラ女子)こと三年の佐藤です。
今回は,私が個人的にカメラ好きということで,カメラについて書かせていただきます。
私が今使っているカメラのメーカーは“Canon”なのですが,皆さんは“Canon”の名前の由来をご存知でしょうか。
Canon”はもともと“KWANON(カンノン)”という名前でした。この名前は,仏教信仰が強かった創業者の吉田五郎さんの「観音様の御慈悲にあやかり,世界で最高のカメラを創る夢を実現したい」という願いからつけられました。ですから当初のロゴは千手観音が描かれているものでした。
その後,国外で商品を売るために世界で通用するような名前を考えた結果,“Canon”という名前がつけられました。そこで,Canonという単語を『ジーニアス英和辞典』(第4版,大修館書店)で引いてみると,「(キリスト教)大聖堂,戒律,法規」のほかに,「(行動・思想などの)規範,規準,基準」という意味があり,例文としてagainst the cannons of good behavior(行儀作法の規準に反して)という文がありました。
「キャノン」という発音だけを聞くと,同音のcannon(大砲,機関砲,〜を砲撃する)を思い浮かべる人が多いかもしれませんが,canonという単語にした理由は,“Canon”が技術面,サービス活動面において世界の標準となり,業界の規範として活動していくという企業精神を込めたためと想像できます。
私は将来,英語の先生になりたいと思っています。先生になるまでの道のりは長く,辛いとは思いますが,自分の目標を見失わないようにしっかりとfocusを合わせて,努力していきたいと思います。
次回は,三年生のtemple gate さん,よろしくお願いします。